阿波花日記

折りつればたぶさにけがる たてながら三代の仏に花たてまつる   光明皇后

茶の湯稽古覚え書き

11月2日茶花は大振りの備前の花入れに濃いえんじ色の杜鵑と白い小菊。水指も備前、蓋置は蛸壺。掛けものは、五色椿の絵。お点前は貴人点。茶筅を入れてから茶碗を引くこと。お茶碗を回す時は、亭主は持ち上げて、客は畳の上で。

ぬばたま

庭の檜扇に実がついていました。それが黒々と色、形ともにとても美しかだたので、飾った後で種を蒔こうと折り取ってきました。種蒔きの時期は…と検索をして、この実がぬばたまであることを知りました。万葉の昔にもこの実を美しいと心惹かれた人がたくさんい…

浦島草

釣糸を長ーく垂らして釣り人ひとり。

おがたま

南国のフルーツのように濃厚な甘い香り。 けれど果実は実らないとのこと。 愛媛の庚申庵にて。

武蔵鐙

内側のビビッドなストライプがとても美しい武蔵鐙。 愛媛県の鹿島にて。

利休梅と立浪草

利休が好んだ花なのかと調べたら、渡来は明治時代。利休梅の名は茶花によく用いられるためとのこと。 その足下に立浪草。 庚申庵にて。

菜の花畑

大好きな棚田に一面の菜の花。 春を告げる光のような黄色です。

野草の春

今年初めてのレンゲ、コンクリートの隙間にスミレ。 いぬふぐり、オランダみみな草、野蕗…数え挙げたらきりがない、可愛い春の花たち。

蕗の薹

春を報せるふくらみです。

蝋梅園

咲き始めの蝋梅園は、蝋細工の花びらと透き通るような香りで溢れていました。

つぼみ

ミツマタとコブシ。 春を待つつぼみたち。

冬苺

裏山で真っ赤に輝いてる冬苺を集めるのは、クリスマスケーキ作りの醍醐味の一つ。

南京はぜ

青い空にくっきりと南京櫨の白い実

痰切豆

この豆を食べると痰が切れると言われていたとか。 真っ赤な豆の鞘が割けて、器形になった鞘の端に種子が二つくっついている形が何とも珍妙。

南天小路

縁起物の南天と光にあふれて幸せ小路

定家葛

古い竹にからんだ定家葛の趣が、なんとも素敵で一枚。

七竃

青空に燃え立つような七竃

高野槇

この木の、この佇まいが好き。

姥桜

春になれば見事な花を咲かせる明王寺のしだれ桜。 快晴の冬空の下では蓬髪を振り乱した老女のよう。 ふと百歳を超えた小野小町を思いました。 花の色はいたずらに移り変わっても、春になれば何度でも花の盛りに立ち返る… と考えると、植物と動物の時間流れ方…

今日は所々青空がのぞく空から、にわか雨が降ったり止んだりの不思議な天気。 降りだした雨の雫を追いかけて地面に目をやると、苔の上に跳ねる白いつぶつぶ。 霰でした!

冬装束

背高あわだち草と薄。 最後の姿はみんなぬくぬく温かそう。

真っ赤な秋

真っ赤だな〜真っ赤だな〜 蔦の葉っぱは真っ赤だな〜♪

いぬ琵琶

万葉時代には「ちち」、別名を「小無花果」ともいう。 琵琶よりはずっと無花果に近い。 これは黒熟していないから雄株みたい。 雌株は美味しいと聞くけれど、いまだ出会えず。

狐の孫

一説には、花穂が狐のしっぽに似ていることによる命名とか。 たしかに狐のしっぽみたい。

蔦の錦

緑、黄色、橙色。 銘々の色に色付いて、梢の錦ならぬ蔦の錦です。

はだか鬼灯

つやつやプルプルはだか鬼灯。

冬の足音

河原に大量に立ち枯れたコセンダン草。 もう冬が近いよ、と囁いているみたい。

小さい秋

足下にゲンノショウコかな? の小さな紅葉。

里の秋

西陽に映える照り葉。 常にもがもな・・・と思わずにはいられない里の風景。

南天

今が盛りの山道の南天。 我が家の近所では、自然のものはお正月までもってくれません。